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Italy 公的祝日

クリスマス

ナターレ

近日 98日後 2026-12-25

基本情報

日付 2026-12-25
曜日 金曜日
休日の種類 公的祝日
振替労働日 いいえ

歴史的背景と由来

イタリアのクリスマス・デー(Natale)は、毎年12月25日に祝われるキリスト教の祝日で、2026年は令和8年12月25日(金)に当たります。イエス・キリストの降誕を記念する祭日として、ローマ・カトリックの伝統が深く根付くイタリアでは、宗教行事であると同時に、家族が集まり一年の結びつきを確かめる国民的な祝祭となっています。古代ローマの冬至期の祝祭や、キリスト教化の過程で形成された冬の宗教暦とも結びつき、現在のイタリア文化に発展しました。

イタリアのクリスマス文化を象徴するのが、幼子イエスを中心に聖母マリア、聖ヨセフ、羊飼い、東方の三博士などを表現する「プレゼーペ(presepe)」です。この降誕場面を飾る習慣は、1223年にアッシジの聖フランチェスコが中部イタリアのグレッチョで実演した降誕祭に由来するとされ、各地へ広まりました。ナポリの精巧な人形や街並みを用いたプレゼーペは特に有名で、今日では教会や広場、家庭で展示され、クリスマスの宗教的意味と地域ごとの芸術性を伝えています。

クリスマス当日は、家族中心の祝い方が基本ですが、近代以降は贈り物、イルミネーション、商業イベントも定着しました。12月8日の無原罪の御宿りの日から1月6日の主の公現(エピファニア)までをクリスマス期と捉えることが多く、12月25日はその中心に位置します。なお、北米などで一般的なサンタクロースはイタリアでも「バボ・ナターレ(Babbo Natale)」として親しまれています。

伝統、習慣、お祝いの方法

クリスマス・イブの12月24日には、家族で「チェノーネ(cenone)」と呼ばれる盛大な夕食を囲み、地域によっては魚介類を中心とした料理を食べます。12月25日には、さらに祝祭的な昼食を取り、北部ではトルテッリーニやカペレッティ、中部ではロースト肉、南部ではパスタ料理や魚介料理など、地方色豊かな献立が並びます。デザートには、ドライフルーツを使ったミラノ発祥のパネットーネ、またはヴェローナ発祥で黄金色の生地が特徴のパンドーロが定番です。

家庭ではクリスマスツリーとプレゼーペを飾り、12月24日夜から25日にかけてミサに参加する人も多くいます。子どもたちはバボ・ナターレからの贈り物を楽しみ、家族や親族を訪問しながら長い食事と歓談の時間を過ごします。都市部ではイルミネーションやクリスマスマーケットが開かれ、教会や自治体が大型のプレゼーペを設置することもあります。地域によっては、贈り物や子どもへの菓子を1月6日のベファーナ(befana)の日まで待つ風習も残っています。

標準的な挨拶は「Buon Natale(ブオン・ナターレ、メリークリスマス)」で、より幅広く年末年始の幸せを願う場合は「Buone feste(ブオーネ・フェステ、よい祝祭を)」と表現します。家族や親しい人には「Buon Natale e felice anno nuovo(メリークリスマス、そしてよい新年を)」と声をかけます。クリスマスは、宗教的な祈り、郷土料理、家族の再会、地域芸術が一体となった、イタリアを代表する冬の文化行事です。