メーデー
メーデー
基本情報
歴史的背景と由来
ニュージーランドのレイバー・デー(Labour Day)は、労働者の権利、とりわけ「1日8時間労働」の実現を記念する祝日です。起源は1840年、ウェリントンで大工のサミュエル・パーネルが、雇用主に対して1日8時間労働を求めた運動にさかのぼります。当時の標準的な労働時間がはるかに長かったなか、「8時間は労働、8時間は休息、8時間は自分のため」という理念は、植民地社会の労働運動を象徴する考え方となりました。
1890年には、8時間労働制を支持する大規模なデモや集会が各地で行われ、これを背景に1899年、レイバー・デーが法定の祝日として定められました。当初は10月の第2水曜日に祝われ、その後、10月の第4水曜日へ変更され、1974年からは10月の第4月曜日となりました。2026年のレイバー・デーは10月26日(月)です。ニュージーランドでは国際的な5月1日のメーデーとは異なる日付で祝われ、労働運動の歴史と、余暇・家庭生活を重視する社会的価値の双方を表す祝日として定着しています。
伝統、習慣、お祝いの方法
レイバー・デーは、ニュージーランドの春の終わりから夏の始まりにあたる時期のロング・ウィークエンドです。家族や友人と海辺、公園、湖畔、別荘などへ出かけ、ピクニックやバーベキュー、ハイキング、キャンプ、ガーデニング、スポーツ観戦を楽しむ人が多く見られます。春の陽気を利用して庭仕事を始めたり、夏季の旅行やアウトドア活動の準備をしたりする機会ともなっています。
かつては労働組合や労働者団体による行進、集会、記念行事が祝日の中心でしたが、現在では地域によって規模が異なり、一般には家族的で穏やかな休日として過ごされる傾向があります。小売店では連休に合わせたセールが行われることもあります。特別な定型料理はありませんが、ソーセージ、ステーキ、ハンバーガー、サラダなどの屋外バーベキュー料理が典型的です。挨拶として全国的に決まった表現はないものの、「Happy Labour Day!(ハッピー・レイバー・デー)」や「Enjoy the long weekend!(ロング・ウィークエンドを楽しんで)」と声をかけるのが自然です。