クリスマス
クリスマス
基本情報
歴史的背景と由来
ニュージーランドのクリスマス・デー(Christmas Day)は、毎年12月25日に祝われるキリスト教の祝日で、イエス・キリストの降誕を記念する日です。西欧の宣教師や入植者によって19世紀に広まり、イギリスの植民地社会の形成とともに、教会での礼拝、賛美歌、家族の集まりといった慣習が定着しました。現在では、キリスト教徒に限らず、多様な文化的背景を持つ人々が家族や友人と過ごす、ニュージーランドを代表する国民的行事となっています。クリスマス・デーは法定休日であり、2026年は12月25日(金曜日)に当たります。
南半球に位置するニュージーランドでは、クリスマスは真夏の季節に迎えられます。そのため、雪や暖炉を中心とする北半球型のイメージとは異なり、海辺での休暇、屋外での食事、長い日照時間などが行事の大きな特色です。ニュージーランド固有の象徴として、12月ごろに赤い花を咲かせるポフツカワ(ニュージーランド・クリスマスツリー)が親しまれ、マオリ語の「Meri Kirihimete(メリー・クリスマス)」も広く知られています。
伝統、習慣、お祝いの方法
クリスマス当日は、家族や親しい友人が集まり、プレゼントを交換したり、クリスマスツリーを囲んで過ごしたりします。教会ではクリスマス礼拝やキャロルの集会が行われ、家庭ではサンタクロースが子どもたちに贈り物を届けるという習慣も一般的です。夏らしく、庭や海辺でバーベキューを楽しむ家庭も多く、ビーチで泳いだり、キャンプや旅行に出かけたりする人々も少なくありません。
食卓には、ハム、ロースト料理、鶏肉、ラム肉、魚介類、サラダ、旬の果物などが並びます。デザートとしては、メレンゲと果物、クリームを使ったパブロバ、クリスマスプディング、トライフル、アイスクリームなどが人気です。ニュージーランドではオーストラリアと並んでパブロバの発祥をめぐる文化的な論争も知られています。挨拶には英語の「Merry Christmas」が最も一般的で、マオリ語では「Meri Kirihimete」と言います。多くの商店や公共機関が休業し、翌12月26日のボクシング・デーと合わせて、家族でゆっくり過ごす時期となります。