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France 公的祝日

聖母被昇天祭

聖母被昇天

終了 34日前 2026-08-15

基本情報

日付 2026-08-15
曜日 土曜日
休日の種類 公的祝日
振替労働日 いいえ

歴史的背景と由来

フランスの聖母被昇天祭(Assomption、アソンプシオン)は、毎年8月15日に祝われるカトリックの重要な祝日です。イエス・キリストの母マリアが地上での生涯を終えた後、肉体と魂ともに天へ上げられたという信仰を記念するもので、日本のカトリックでいう「聖母被昇天」に当たります。東方教会で発展したマリアに関する伝承が西欧にも広まり、中世にはフランス各地で教会暦の中心的な祭日として定着しました。

フランスでは王政期から広く祝われてきましたが、フランス革命期には宗教的祝祭の多くが制限されました。その後、1801年の政教協約と1802年の宗教政策によって主要なカトリック祝日が公的に認められ、聖母被昇天祭も再び社会的な祝日として位置づけられました。1905年の政教分離後も、長く定着していた8月15日の休日は維持されています。現在は宗教的意味に加え、フランスの夏季休暇の最盛期を象徴する日としても知られ、店舗や企業が休業し、家族旅行や帰省の節目となっています。2026年の聖母被昇天祭は8月15日(土曜日)です。

伝統、習慣、お祝いの方法

この日は各地の教会で荘厳なミサが行われ、聖母マリアをたたえる行列、祈り、聖歌の奉唱などが催されます。とりわけ南西部のルルドは、聖母マリアの出現で知られる国際的な巡礼地であり、8月15日前後にはフランス国内外から多くの巡礼者が訪れます。地方によっては、マリア像を担ぐ行列、ろうそくを灯す夜の祈り、教会前の地域祭、演奏会や花火など、宗教行事と夏の祝祭を組み合わせた催しも見られます。

家庭では、特別に決まった全国共通の料理があるわけではありませんが、休暇先や親族の家で昼食を囲み、夏の野菜、魚介類、ロースト料理、タルトや季節の果物などを楽しみます。フランスではこの時期、海辺や田園で過ごす人が多く、聖母被昇天祭は宗教的な祈念日であると同時に、夏休みを家族や友人と満喫する休日でもあります。挨拶としては、信仰を共有する相手に「Bonne fête de l’Assomption(聖母被昇天祭おめでとうございます)」や「Bonne Assomption」と声をかけることがありますが、世俗化した現代フランスでは、一般には「Bon week-end(よい週末を)」や「Bonnes vacances(よい休暇を)」のほうが自然な場合もあります。