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France 公的祝日

休戦記念日

1918年休戦記念日

近日 54日後 2026-11-11

基本情報

日付 2026-11-11
曜日 水曜日
休日の種類 公的祝日
振替労働日 いいえ

歴史的背景と由来

フランスの休戦記念日(Armistice de 1918)は、第一次世界大戦の戦闘を終結させた1918年11月11日の休戦協定を記念する国民の祝日です。休戦協定は同日午前5時ごろ、フランス北部コンピエーニュの森に停車した鉄道車両内で連合国とドイツの間に調印され、午前11時に発効しました。この瞬間を境に西部戦線の銃声は止みましたが、正式な講和と戦後秩序の確定は、翌1919年のヴェルサイユ条約などを待つことになります。フランスでは、膨大な戦死者と負傷者を出した第一次世界大戦の記憶が、国民史と地域社会の記憶に深く刻まれました。

11月11日は1922年にフランスの国民的な記念日・祝日として定められ、戦没者への追悼と平和への願いを表す日となりました。さらに2012年以降は、第一次世界大戦の休戦だけでなく、「フランスのために命を落としたすべての人々」を追悼する国家的記念日としての性格が明確になっています。そのため現在のフランスの休戦記念日は、第一次世界大戦の勝利を祝うだけではなく、歴代の戦争・軍事作戦の犠牲者を悼み、平和と欧州の和解の重要性を確認する機会です。2026年の11月11日も、水曜日の祝日として全国で公式行事が行われます。

伝統、習慣、お祝いの方法

フランス各地では、11月11日に市庁舎前や戦争記念碑(monument aux morts)で追悼式が開かれます。共和国大統領はパリの凱旋門にある無名戦士の墓を訪れ、墓前の「永遠の炎」をあらためて灯し、献花を行います。地方では市長、退役軍人団体、軍関係者、消防隊、青少年団体、学校の児童・生徒らが式典に参加し、国旗掲揚、国歌「ラ・マルセイエーズ」、戦没者名簿の朗読、黙とうなどが行われます。戦没者への敬意を示す青いヤグルマギク「ブルエ・ド・フランス(Bleuet de France)」の徽章を身につけたり、募金に協力したりする慣習も広く知られています。

休戦記念日はクリスマスや復活祭のような固有の祝祭料理を伴う日ではなく、食事よりも静かな追悼と市民的な参加が重視されます。式典後に自治体や退役軍人会が簡素な懇談会を開き、コーヒーや軽食を供することはありますが、全国共通の定番料理はありません。新聞、テレビ、学校教育では第一次世界大戦の歴史や家族に伝わる戦争の記憶が紹介され、「Nous n’oublions pas(私たちは忘れない)」「En mémoire de tous les morts pour la France(フランスのために亡くなったすべての人々を追悼して)」といった表現が用いられます。日本語では「11月11日の休戦記念日に、戦没者を悼み平和を願います」と表すと、フランスの記念日の趣旨に沿った自然な挨拶になります。