こどもの日
こどもの日
基本情報
歴史的背景と由来
韓国の「子どもの日(어린이날/オリニナル)」は、毎年5月5日に祝われる国民的な祝日で、2026年は火曜日に当たります。子どもを独立した人格として尊重し、健やかな成長と幸福を社会全体で支えるという理念を掲げています。日本の「こどもの日」と同じ5月5日ですが、韓国では近代児童運動と教育思想を背景に成立した、子どもの権利と福祉を重視する記念日として発展してきました。
その起源は、児童文学者・社会運動家の方定煥(パン・ジョンファン)らが主導した朝鮮時代末期から日本統治期の児童運動にさかのぼります。1923年5月1日に最初の「子どもの日」が開催され、子どもを「小さな大人」ではなく尊厳ある存在として扱おうという啓発が行われました。日付や運営形態は時代によって変化しましたが、解放後の1946年に5月5日として再定着し、1975年に正式な公休日となりました。現在は家庭の祝日にとどまらず、教育、保育、児童福祉、子どもの安全と権利を考える社会的な節目でもあります。
伝統、習慣、お祝いの方法
この日は、保護者が子どもにプレゼントや現金を贈り、家族で遊園地、動物園、水族館、博物館、児童公演、地域の祭りなどへ出かけるのが一般的です。ソウル大公園やロッテワールドをはじめ各地の施設で、子ども向けの無料・割引入場、体験教室、舞台公演、キャラクターイベントなどが行われます。近年は混雑を避けて旅行やキャンプを楽しんだり、自宅で映画やゲーム、手作り活動をしたりする家庭も増えています。
食事について全国共通の決まった料理はありませんが、子どもが好きなチキン、ピザ、チャジャンミョン、トッポッキ、アイスクリーム、ケーキなどを家族で楽しむことが多く、外食や特別なデザートが祝日の定番となっています。大人からは「어린이날 축하해!(子どもの日、おめでとう!)」や「행복한 어린이날 보내세요(幸せな子どもの日を過ごしてね)」と声をかけます。また、学校や自治体では絵画・作文・スポーツ・ボランティアなどの行事を通じて、子どもの夢と創造性を応援し、すべての子どもが大切にされる社会を目指す意義を確認します。