カーニバル
カーニバル
基本情報
歴史的背景と由来
ブラジルのカーニバル(Carnaval)は、世界中で知られる最大規模の謝肉祭であり、その起源は16世紀のポルトガル植民地時代にさかのぼります。当時、ポルトガルから持ち込まれた「エントルード」(Entrudo)という、水や泥をかけ合う乱暴な習慣が原型とされています。19世紀になると、リオデジャネイロを中心に、アフリカ系ブラジル人の音楽やダンスが融合し、サンバやマラカトゥといったリズムが生まれました。特に20世紀以降、カーニバルはブラジル国民のアイデンティティを象徴する祭典へと発展し、2026年もその伝統を受け継ぎます。キリスト教の四旬節(レント)前の火曜日まで行われるため、年によって日程が変動し、2026年は2月14日から17日(灰の水曜日まで)が公式な祝祭期間となります。この期間、ブラジル全土が華やかさと熱気に包まれ、特にリオ、サルバドール、レシフェの3都市が世界観光の目玉となります。
伝統、習慣、お祝いの方法
カーニバル最大の見どころは、リオデジャネイロのサンボードロモで行われるサンバパレードです。各サンバ学校(Escola de Samba)が、数千人もの参加者と山車(フロート)で豪華なテーマを表現し、審査員が技術や統一性を評価します。一般参加者は「ブロコス」(Blocos)と呼ばれる路上パレードに集まり、無料で音楽やダンスを楽しむことができます。サルバドールでは、アフロ・レゲエやアクセ(Axé)のリズムに合わせたトリオ・エレトリコ(電飾トラック)が街を練り歩き、観客は後を追います。特に有名な伝統のひとつに「カー・パ・フーホ」(Capoeira)のパフォーマンスがあり、これはブラジルの格闘技とダンスが融合した文化遺産です。また、カーニバル期間中は「フェイジョアーダ」(黒豆と豚肉の煮込み)や「カイピリーニャ」(カシャッサを使ったカクテル)が定番の食べ物として親しまれ、参加者は「ヴィヴァ・オ・カルナヴァル!」(Viva o Carnaval!)という掛け声で祝います。