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Canada 公的祝日

聖金曜日

聖金曜日

終了 168日前 2026-04-03

基本情報

日付 2026-04-03
曜日 金曜日
休日の種類 公的祝日
振替労働日 いいえ

歴史的背景と由来

グッドフライデー(聖金曜日)は、イエス・キリストが十字架にかけられた受難と死を記念するキリスト教の重要な日で、復活祭(イースター)直前の金曜日にあたります。2026年は4月3日です。「Good(良い)」という名称は、古英語の「神聖な」「聖なる」に由来するとされ、日本語の「聖金曜日」はその宗教的意味を直接表しています。キリスト教暦では、灰の水曜日から始まる四旬節の終盤に位置し、イエスの最後の晩餐、逮捕、裁判、磔刑を想起する日として、深い祈りと節制が重んじられます。

カナダでは、フランス語圏カトリックの伝統と、イギリス系・アイルランド系を含むプロテスタント諸派の慣習が重なり、グッドフライデーは長く社会的にも大きな意味を持ってきました。連邦政府の制度では法定休日(general holiday)に含まれ、多くの州・準州でも公休日または法定休日として扱われますが、具体的な名称や雇用上の扱いは地域によって異なります。たとえばケベック州では、雇用主がグッドフライデーまたは復活祭翌日のイースターマンデーのいずれかを休日として選ぶ仕組みがあります。現在ではキリスト教徒の礼拝日であると同時に、春の長い週末を構成する公的な休日としても定着しています。

伝統、習慣、お祝いの方法

教会では、黒や濃色を基調とした簡素な礼拝、聖書の「受難物語」の朗読、十字架への黙祷、正午から午後3時頃に行われる祈りの集いなどが一般的です。カトリック教会ではミサではなく「主の受難の祭儀」が行われ、聖体拝領や十字架の崇敬を通じてキリストの犠牲をしのびます。地域によっては、教会間の合同礼拝、十字架の道行き(ステーションズ・オブ・ザ・クロス)、受難劇、静かな行列なども催されます。グッドフライデーは喜びを前面に出す日ではないため、「よい聖金曜日を」といった挨拶よりも、信徒同士では「主の受難を静かにお過ごしください」「祝福された聖金曜日を」といった慎ましい表現が使われることがあります。

食習慣では、四旬節の節制に合わせて肉を避け、魚介類、野菜料理、スープ、豆料理などを食べる家庭が多く見られます。カナダ全体で一律の郷土料理が定められているわけではありませんが、英語圏の伝統を受け継ぐ家庭では、十字架の模様をあしらったホットクロスバンズを食べることがあります。グッドフライデー当日は銀行、官公庁、学校、一部の店舗や公共施設が休業・短縮営業となり、家族で静かに過ごしたり、教会の礼拝に参加したりします。その後、イースターの日曜日には卵、ウサギ、春の飾り、家族の食事など、より明るく祝祭的な習慣へと移っていきます。