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Philippine 公的祝日

勇気の日

勇気の日

終了 162日前 2026-04-09

基本情報

日付 2026-04-09
曜日 木曜日
休日の種類 公的祝日
振替労働日 いいえ

歴史的背景と由来

「勇気の日(Araw ng Kagitingan/アラウ・ナン・カギティンガン)」は、フィリピンで毎年4月9日に記念される国民的な祝日です。2026年は4月9日(木)にあたります。この日は、第二次世界大戦中の1942年4月9日、バターン半島で日本軍に対して約3か月にわたり抗戦していたフィリピン・アメリカ連合軍が降伏した出来事を中心に、兵士たちの勇気、犠牲、愛国心をたたえるものです。祝日の英語名は「Day of Valor」、フィリピン語では「Araw ng Kagitingan」と呼ばれます。

バターン陥落後、多数の捕虜が過酷な環境の中を移送された「バターン死の行進」では、飢えや病気、虐待によって多くのフィリピン人・アメリカ人兵士が命を落としました。そのため、この日は単なる軍事的敗北を記念する日ではなく、戦争の悲惨さと、自由を守るために犠牲となった人々を追悼する日として位置づけられています。戦後、バターンでの戦いを記憶し顕彰する動きが制度化され、現在では退役軍人、戦没者、戦争を生き抜いた市民、そして平和の価値をたたえる全国的な記念日となっています。

特にバターン州マリベレス近郊のマウント・サマット国立聖堂・記念公園(Dambana ng Kagitingan)は、勇気の日を象徴する場所です。巨大な十字架と記念施設を擁する同地では、国家の歴史、フィリピン人兵士の貢献、フィリピンとアメリカの戦時協力、さらに独立と平和の意味が語り継がれます。式典では戦争体験者や退役軍人への敬意が示され、若い世代に歴史を伝える教育的な意義も重視されています。

伝統、習慣、お祝いの方法

勇気の日には、国旗掲揚、国歌斉唱、黙とう、献花、祈り、軍隊による儀礼、政府関係者や退役軍人による追悼演説などが行われます。国や地方自治体、退役軍人団体は、バターン半島やマウント・サマットを中心に記念式典を開き、戦没者と生存した退役軍人に敬意を表します。学校や博物館では、バターンの戦い、死の行進、フィリピンの占領史を扱う講話、展示、作文や学習活動が実施されることもあります。

この祝日は、一般的な祭りのように決まった踊りや専用料理を伴う行事ではなく、厳粛な追悼と歴史学習が中心です。式典の後や家族の集まりでは、アドボ、パンシット、ルンピア、カレカレなどのフィリピン料理を囲みながら、戦争を経験した家族や地域の記憶を語り合うことがあります。また、記念碑への訪問、教会でのミサや祈り、退役軍人への表敬訪問、戦争映画や歴史資料を通じた学習も代表的な過ごし方です。

この日の標準的なあいさつには、「Maligayang Araw ng Kagitingan(勇気の日をお迎えください)」や「Mabuhay ang ating mga beterano(私たちの退役軍人に栄光あれ)」などがあります。ただし、祝い事としての華やかな祝賀よりも、「戦没者を忘れず、退役軍人に感謝し、平和を守ろう」という趣旨を込めて静かに敬意を示すのが一般的です。国旗を掲げ、式典や黙とうに参加し、戦争と自由について考えることが、このフィリピン国民祝日の重要な伝統です。