コンテンツへスキップ
← Spainの2026年カレンダーに戻る
Spain 公的祝日

無原罪の御宿り

無原罪の御宿り

近日 81日後 2026-12-08

基本情報

日付 2026-12-08
曜日 火曜日
休日の種類 公的祝日
振替労働日 いいえ

歴史的背景と由来

スペインの「無原罪の御宿り(Inmaculada Concepción)」は、毎年12月8日に祝われるカトリックの重要な祭日です。聖母マリアがその母アンナの胎内に宿った瞬間から原罪を免れていたという教義に基づき、1854年に教皇ピウス9世が「無原罪の御宿り」を正式な教義として宣言しました。ただし、スペインではそれ以前からこの信仰が非常に強く、神学者や王室、都市共同体が無原罪の教義を擁護してきた長い伝統があります。

スペインにおける聖母崇敬は、中世以来のマリア信仰や各地の聖母像・聖堂の発展と結びつきながら広がりました。無原罪の御宿りはスペインの守護的な信仰の一つとして定着し、1892年にはスペイン陸軍歩兵の守護聖人としても正式に定められています。現在、12月8日はスペイン全土の祝日であり、12月6日の憲法記念日と近接するため、「憲法の日と無原罪の御宿りの連休(puente de la Constitución y de la Inmaculada)」として、旅行や帰省、クリスマス準備の時期とも重なります。

伝統、習慣、お祝いの方法

各地の教会では、12月8日に無原罪の御宿りを記念するミサや祈り、ノベナ(九日間の祈願)、聖母像を掲げた宗教行列が行われます。とりわけセビリア大聖堂では、白と青の衣装をまとった少年たちが聖体の前で踊る「セイセス(Seises)」の伝統が有名です。街や教会では青と白が聖母を象徴する色として用いられ、聖母マリアの名にちなむ女性、たとえばイマクラーダ(Inmaculada)やコンセプシオン(Concepción)に祝意を伝える習慣もあります。

この日は家庭で盛大な食卓を囲むというより、教会行事への参加や家族との集まりを中心に過ごすことが多く、クリスマス・シーズンの始まりを告げる日とも考えられています。地域によっては、トゥロン、ポルボロン、マサパンなどのクリスマス菓子を買い求め、家を飾り付けたり、クリスマス市を訪れたりします。標準的な挨拶には「Feliz día de la Inmaculada(無原罪の御宿りの日をお祝いします)」や、名前の日を祝う相手への「Felicidades(おめでとうございます)」があります。