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Brazil 公的祝日

アパレシーダの聖母

アパレシーダの聖母

近日 114日後 2026-10-12

基本情報

日付 2026-10-12
曜日 月曜日
休日の種類 公的祝日
振替労働日 いいえ

歴史的背景と由来

聖母アパレシーダ(Nossa Senhora Aparecida)は、ブラジルの守護聖人であり、特にカトリック信仰の中心的存在です。その起源は1717年に遡ります。当時、サンパウロ州のパライーバ川で漁をしていた3人の漁師たちが、何度も網を引き上げても魚が取れず、最後に引き上げた網の中に黒く濁った聖母像の胴体を見つけました。その後、再び網を投げると今度は聖母像の頭部が上がり、それをきっかけに大量の魚が捕れたと伝えられています。この像は高さ約36cmのテラコッタ製で、発見後は漁師の家で祀られ、奇跡的な出来事が次々と報告されるようになりました。19世紀にはこの信仰が全国的に広がり、1930年にはローマ教皇ピウス11世によって聖母アパレシーダがブラジルの正式な守護聖人として宣言されました。1980年にはヨハネ・パウロ2世がアパレシーダのバシリカを訪問し、ブラジル全土のカトリック信仰の象徴としての地位を確固たるものとしました。現在では毎年10月12日が国民の祝日「聖母アパレシーダの日」として制定され、ブラジル国内外から何百万人もの巡礼者が聖地アパレシーダを訪れます。

伝統、習慣、お祝いの方法

この祝日には、アパレシーダ市にある巨大なバシリカ(ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ大聖堂)で大規模なミサが執り行われ、ブラジル中のカトリック信者が参加します。多くの巡礼者は徒歩や自転車で長距離を移動し、感謝や願い事を捧げます。また、この日はブラジル全土の教会でも特別なミサが開かれ、聖母像にろうそくを灯したり、花を捧げる習慣があります。伝統的な食べ物としては、特に決まった料理はありませんが、巡礼地周辺では「パン・デ・ケイジョ」(チーズパン)や「パステウ」(揚げパイ)、「チャラスコ」(バーベキュー)などの軽食が楽しまれます。また、聖母像に触れるための長い列に並ぶことや、像を納めた金色の聖櫃を運ぶ行列(プロシッソン)が街中を練り歩く光景は圧巻です。この日は「ヴィヴァ・ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ!」(Viva Nossa Senhora Aparecida!)という掛け声が至る所で聞かれ、ブラジルの民族的アイデンティティと深く結びついた信仰の祭典となっています。令和8年(2026年)も、バシリカは特に多くの信者で賑わい、テレビやラジオで全国中継されるミサが放送される予定です。